その他の作業

太陽光発電のパネル点検には、物体の温度を視覚化するサーモグラフィーカメラが用いられます。このカメラをドローン本体に取り付け、上空から撮影することで、広範囲の地域に設置されたパネルの点検を短時間に行い、さらに重労働を伴わずに洗浄することが可能です。

一般的な土木工事は、測量・設計、施工計画、施工、検査の順で行われます。この工程の中で、特にドローンの活用が進んでいるのが「測量」です。

i-Constructionでは、この測量データを3次元の図面として活用することにより、生産の効率化を図ります。レーザースキャナーやドローンを使って測量を行うことにより、人の手で行うよりも効率的に作業が進められ、かつ運用コストが低いため、工事範囲にとらわれず活用することができます。

建築物の屋根や外壁の点検もサーモグラフィーカメラを搭載したドローンで撮影することで、作業の負担を軽減し、安全性を向上させます。

従来の人の手による点検では、高所の作業で危険を伴い、コストが大きいために点検の実施間隔が広くなってしまい、損傷箇所の発見に遅れが生じていましたが、ドローンを使うことで安全にかつ簡易に点検を行うことができ、さらに上空から撮影した映像のほうがより不良箇所を見つけやすいという利点もあります。